とんきんにっけい (東京肉桂)

学名  Cinnamomum cassia
日本名  トンキンニッケイ
科名(日本名)  クスノキ科
  日本語別名  ケイ(桂)、カシア、カシアクスノキ
漢名  肉桂(ニクケイ,ròuguì)
科名(漢名)  樟(ショウ,zhāng)科
  漢語別名  桂樹、牡桂(ボウケイ,mugui)、官桂、玉桂(ギョクケイ,yugui)・玉樹、陰香、菌桂、桂丁
英名  Cassia, Cassia-bark tree
2007/05/22 小石川植物園
 【2023/04までここに貼ってあった写真は、別の植物(コショウ)のものでした。
 誤りをお教えくださった石井直人氏に対し、記して感謝を申し上げます。】

 クスノキ科クスノキ属 Cinnamomum(樟 zhāng 属)の植物については、クスノキ属を見よ。
 和名のトンキン(東京)は、ベトナム(越南)のハノイ(河内)
 カッシア Cassia は、ラテン語から。
 漢土の原産という。琉球・臺灣・福建・兩廣・雲南・インドシナ・インドネシア・インドに分布ないしは栽培。
 漢方では、本種の樹皮をカシア cassia bark(桂皮)といい、シナモンの代用として 薬用・香料にする。中国では、桂枝(直径1cm以下の枝)と肉桂(厚い幹皮)を用いる。
 そのほか、未成熟の果実と膨らんだ花萼を肉桂子(桂子)と呼び薬用にする。また茎葉などを蒸留して桂油
(桂皮油) cassia oil を採り、香料・薬用にする。『中薬志』Ⅱpp.123-125・Ⅲpp.419-422,540 

 日本では、生薬ケイヒは トンキンニッケイの樹皮又は周皮の一部を除いた樹皮である(第十八改正日本薬局方)。

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